mercredi 5 mars 2014

CLOSER / Benjamin Millepied + L. A. Dance Project @ Théâtre de Châtelet

音楽:フィリップ・グラス

そもそも、このL. A. Dance Project っていうのは何かっていうと、ダンサーで振付家の、Benjamin Millepiedが2012年に立ち上げたダンスカンパニー。そういえばBenjaminは、今年からパリオペラ座のディレクターになる予定なはず。
8人のダンサーしかいない小さなカンパニーで、いろいろなアーティストたちとのコラボレーションで、既存のダンスの枠を超えた新しいものを生み出そうっていう試みらしい。コラボレーションの相手は、ダンスに限らずに、デザイナーだったり、ミュージシャンだったり、アーティストだったり、様々。この公演はL. A. Dance Project2っていうことで、去年も同じ劇場で最初の公演もあったよう。観たかったなぁ。フォーサイス、カニングハムのプログラムもあったみたい。

今回のは、前出の、エマニュエル・ガット、梅田宏明、とっても若い20代のジャスティン・ペック、そしてバンジャマンのこれ。

音楽は、かのフィリップ・グラス。そして、ダンサー二人は招待されたクラシックバレエダンサー。舞台装置もなく、衣装もシンプルな真っ白なドレスとTシャツ。照明だけで演出し、二人だけの踊り。それだけでも、十分に見応えあるし、ダンスって人の体だけの表現なのにこれだけ人を魅了してしまう究極の芸術だと思わせてくれる。オペラ座でやるようなクラシックバレエの公演を観に行きたいとぜんぜん思えないのは、あの過度な豪華さの古くさい衣装と舞台にあるんじゃないかと思う。シンプルに踊りだけ見せてくれたらもしかしたらとっても素敵なものになるかもしれない、なんて思ってしまった。観てもいない、食わず嫌いなだけだから何も言えないけど。



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