samedi 28 mai 2011

Continu / Sasha Waltz @Théâtre de la Ville

たぶん、6年ぶりくらいだと思う、
SASHA WALTZ。
かなりひさしぶりで、
どんなだったかなーって
思ってる暇はなく、
幕が上がった瞬間から、
もう、引き込まれた。

劇場の観客全員が
宙づりの3人に
息を飲んだ。

そこからは、一気に
24人の大所帯のダンサーたち。
こんなに大勢のは見たことがなかったから、
しびれた。

周りの人たちにのまれたくない、
自分を守りたい、
って逃げるけど、
でも、いざ一人になると、
寂しくて、こわくて、
誰かをさがしてしまう。

そんな感じがした。

つい最近、この劇場で見た、
Anne Teresa de Keersmaekerの振り付けは、
リズムと音、そして人の存在と体の動きを記号化して、
そのズレや重なりが面白いなと思ったのに対して、
SASHA WALTZは、
ストーリー性があって、
人の感情を動きに表す、
内から出てくるものの表現みたいな気がした。

音楽が次第に消えていって、
踊る息づかいが拍子となって、
もう、半分ハイになって
でも、まだ吐き出せない
苦悩が見てとれるのがすてきだった。

最後の舞台いっぱい敷いてある白い紙の上を
衣装を替えたダンサーたちが集まり、
そして、その軌跡を残して、
消える。



6月1日には、オペラ座で
またAnne Teresa de Keersmaeker。

vendredi 27 mai 2011

Madame Grès @Musée Bourdelle

一応カリキュラムは終わったし、
残すはあとテストだけだしってことで、
誰が言いだしたのか、いきなりクラスみんなで
 マダム グレ 
の展示を観に行くことになった。
http://www.parismusees.com/madame-gres/





行こうとは思ってたからちょうどよかったけど、
展示してると思ってた美術館
Le Musée de la Mode de la Ville de Paris
は改装していて、
初めて行く
Musée Bourdelle
だったから、びっくりした。

常時500体以上の彫刻作品が展示してある美術館で、
「石を彫るのと布で作るのは同じ」と話す、
布の彫刻家マダムグレの作品を見ることができるのは、
彼女の願いにぴったりだったんじゃないかと思う。

上の写真のように、彫刻家のアトリエを再現してる部屋に、
色鮮やかなドレスたちが所々置かれているけど、
それが全く違和感ないのが不思議だった。

ドレスを実際に着ている写真はあまりなく、
やっぱり、人が着てなくて、
こうやって展示してるだけだと、
芸術作品として鑑賞してる気がしてくる。



きれいにお化粧して
スタイルのいいモデルさんが着ることで、
よりよく映えるドレスたちが
たくさん存在するのに対して、
マダムグレは、そのドレスだけで
芸術作品としての価値のあるものとして、
作っていたのだなぁと感じた。

3,5ユーロだし、もう一回行きたいと思う展示だった。

7月24日までやってるので、ぜひ行ってください!