mardi 26 novembre 2013

Partita 2 - Sei solo / Anne Teresa de Keersmaeker @ Théâtre de la ville

© Anne Van Aerschot



© Anne Van Aerschot

© Anne Van Aerschot
photo







lundi 25 novembre 2013

Oublie tout, et souviens-toi ;Symphonie M /Dairakudakan






mercredi 20 novembre 2013

Eternity Dress / Olivier Saillard, Tilda Swinton


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 © Vincent Lappartient

このパフォーマンスは、サイヤール館長(右の男性)が、ティルダ・スウィントンをモデルにして、古典的な方法で、一着のドレスの作り上げていくというもの。パリのメゾン、クロエが協力し、1年前からサイヤール館長はクロエで服作りの基礎を学び、準備をしてきたそうです。まずは、採寸からはじまります。測る位置を観客に知らせてから、上の写真のように、順番に測っていき、作図をして、パターンを作り、トワルに写します。もちろん、すべてを行っている時間はないので、料理番組のように工程ごとに準備してあるものを使って、重要な部分を切り取って見せてくれるのです。服作りの大まかな流れをつかみながら、ときにダイナミックに服作りにストーリーを盛り込んで、そこに心地よく漂わせてくれました。

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 © Vincent Lappartient

これは、パターンを写したトワルを切って、組み立ててるところ。ティルダが、針山からピンを1本ずつとって、周りの人たちがそれを受けとってました。この後、ティルダが部分的に縫う場面があるのですが、トワルを着たままなので、つっぱってしまったりするとこがあって、不格好なものになってしまったのが、かわいかった。
ドレスのデザインを考えてるシーンでは、クロエのアトリエで作られたとっても素敵な数十種類もの様々なデザインの衿や袖を試してたのですが、これがいいな、あれはあんまりよくない、なんて一緒になって選んでいたりして、どんなのができあがるのか、わくわくしてきます!!

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 © Vincent Lappartient

デザインが決まったら、生地を選んでいるところ。ドレスを着ているように布を纏って。
最後できあがったドレスを着て、歴代のデザイナー、メゾンの名前を言いながら一つずつにポーズを決めて終わるのですが、マドレーヌ・ヴィオネやディオールから始まって、最後はコム・デ・ギャルソンで締めくくられました。

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TILDAと刺繍の入った、ボディ。たぶん、採寸した体型を表したものなんじゃないかなと思います。

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場所は、パリの美術学校ボ・ザールの講堂。数十人しか入れないとても小さな会場でぎゅうぎゅうづめになって座って観てました。サイヤール館長は「ただ一着のドレスを作る、それ以上のことはないパフォーマンスだけど、このドレスは、モードの歴史を凝縮した20世紀すべてのドレスの幻影」と言うように、内装も豪華で、このドレスが収まるにぴったりのところでした。私は初日に行ったのですが、公演が終わってから横をちらっと見たら、3つとなりにアズディン・アライアも観に来ていました!モード美術館で今開催されている、アライアの回顧展に行ってきたばかりだったので、とってもびっくりしました。
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写真にも応じてくれる、気さくな方でした!
美術館の展示をはじめとする、最近のパリのモード関連の多くのイベントにサイヤール館長が関係していているので、彼の影響はパリ市民に少なからずあると思います。「先見性があったモードは、もう何も見えなくなっている」と語る、サイヤール館長は、繰り返しやってくるシーズンに追い立てられながら生みだされていく、コレクションの氾濫に対して、モード界の未来を憂いているようで、もう一度、一着の服作り、という原点に戻ってみよう、そうみんなに語りかけてるように感じました。
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