mardi 12 octobre 2010

3 Abschied / Anne Teresa de Keersmaeker , Jerome Bel Ictus @ Théâtre de la Ville







jeudi 29 avril 2010

KARA MI / 山海塾 @ Théâtre de la Ville

パリで、日本の舞踏を観る機会があるなんてぜんぜん思ってなかったけど、舞踏って結構知られてる。年末だったかも大駱駝艦きてて、観に行こうかと思ったけどちょっと躊躇してやめてしまった。でも、メトロの乗り換えのときに歩いてると、でっかい天児さんのポスターがどでーんと構えてるもんだから、うえーと思ってしまうのは当然。しかし、それをみてすぐ、会社で検索してもらったけど、すでに遅し。ほとんどの日のチケットは完売。残り一枚っていうようなチケットをぎりぎりとった。









当日、仕事終わって、そのまま劇場へ。日本で数回しか見たことがない舞踏だけど、パリの人たちにここまで浸透しているのにすっごい驚いた。客層が面白い。マダムたちが多い。一人マダムも結構いるのだ。それと老夫婦。20、30代ってのがあまり見かけられないのがパリぽいのか。オペラとかと同じように、舞踏も見に来てるって感じなのかな。面白いと思った。 建立から始まった。ばたんばたんと人を立てては倒れる。を繰り返す。そして、天児さん、登場。ご老体、まだ健在。4、5部の、見えない手、イメージの出現から現れるものすべて、までの3~4人の群舞、かっちょいいでした。コンテンポラリーダンスと言われるものと、舞踏の違うとこで今日気づいたのは、顔。黒子と対象の白塗り。そして表情。日本人独特の怪しさ。これ、容姿端麗の西洋人はまねできないよ。ギャグに見える。 最後の挨拶がまた好き。あのおばちゃんみたいな手の振り方。鳴り止まない拍手と、歓声は、意味もなく、うれしくなったりした。 舞踏を見たいと思う衝動はどこからくるのだとうと不思議に思うことがあるけど、この世のものとは思えない世界がそこにはあって、それは地上とほんの少し上の方を浮遊してて、手のひらにのるくらいちっさい人たちのいつ始まったかわかなんないけど、知られないまま終わってしまうそれをほんの少しだけ垣間みれるという、思い込みからくるんじゃないかと。でも、実際何にも、得られた訳じゃないし、なくなってもないし、あったかなかったかわかんないし、それはどうでもいいし、って感じ。