lundi 6 juin 2011

「pina」!!

Pina Bausch のドキュメンタリー映画を
やっと見に行って来た!!

http://www.pina-film.de/en/

予告がすごくよかったのと、
監督がWim Wenders、
そしてなんといっても
pina という人に興味があったから、
期待をしすぎていたのか、

..........70%くらいしか楽しめなかった。

もちろん、映画であるから
劇場では見れないところまで近く、
そして迫力あってかっこいいし、
電車の中での宇宙人たちは、
大好きな場面。

でも、ドキュメンタリー映画特有の、
pinaの周りのダンサーたちの語り、
その人たちによるダンスで
ほとんどが構成されていているのだけど、
なんともぱっとしなく、目新しいこともなく
淡々と進んで行ってしまう。

この映画を見て、pina のことを
少し分かったようになった気になってくるけど、
より興味を惹いてるかというと
???
となってしまう。

Pina Bauschという人が
魅力的であるのは変わらないし、
もっともっとダンスも観たいっ
ていう、欲求もまだまだ!

ローザスの映像は好きだし、
ダンスを映像で観るのも、
違った面白さがあると今も信じてる。

でも、pina の作品は、
演劇に近いから、やっぱり、
劇場が一番いいのかもしれない。

2週間後の公演を楽しみにしとく!!

mercredi 1 juin 2011

Rain / Anne Teresa de Keesmaker @ Palais Garnier

2年ぶりのパリオペラ座!http://www.operadeparis.fr/
ANNE TERESA DE KEERSMAEKERの作品RAIN。
衣装 Dries Van Noten
音楽 Steve Reich
の前回のtheatre de la ville よりも、かなり豪華。


日本の講演含めて4回目のANNEの振り付けだけど、
今回が一番、最後まで後を引いて、夜もずっと興奮してた。

Steve Reichとは、何回もコラボレーションしてるみたい。
音楽がじゃまだなぁと感じるダンスも結構あるけど、
ここまで音楽とダンスの行き来がなめらかで、
すっと落ち着くのは今までなかった。
オーケストラの生演奏がすごく贅沢だった。

それと、なんといっても、衣装がよかった。
さくら、よもぎ、きなこ、
そんな気がする、春のやさしさ、おいしさ
そして、身体の延長上にある色を使うことで、人の動きによってじゃまされない。
途中、半分のダンサーたちは、衣装替えをして、
明るいピンクを身につけてくる。
そうすると、光が変わる。
植物→自然→地球

他の振付家のするダンスとの大きな違いは、感情が現れてこないところ。
ダンサーたちそれぞれが空間の楽譜を持って、ステップで鍵盤を踏み、
パスルを解くようにダンスを奏でる。
そんな感じのするものだった。

日本人ダンサーは独舞で、技術を見せるっていうのが多いように感じるのに対して、
10人同じ動きをするのではなく、一人が抜けてしまうと成り立たないような、
全員で一つを踊るっていうのは、やっぱり、10倍の面白さと、感動がある。