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題名からも想像できたように、常に2人で踊っていた。5組10人のダンサーたち。
これから、組になって踊るパートナーときつく、抱き合って、ぎゅーっとして心臓の鼓動が一緒になるくらい重なるところから始まった。衣装が派手派手でちょっとダサい感じがなんともいえなく、官能的なったかもしれないところが、その衣装のおかけで、コミカルに見えた。
よく考えてみると、言葉て表現できる、動きが多かったように思う。抽象的なイメージから直接身体が受け取って反応してるのではなく、頭の思考回路を通して、還元されたものが身体に伝わってる。
パートナーとぴったりくっついたまま、組体操のような動きでゆっくり、地を這い、そして呼吸する。ジョジョのスタンドみたいで、ここもちょっと笑っちゃう。背丈がほとんど変わらない、男性同士の組みは、二重に見えるし、でこぼこの小さなアジア人女性と背の高い白人組は、遠近法みたいな、ズレもまた面白い。それから、片方の手だけがつながった状態で
それから、片方の手だけがつながった状態で波動のグラフの軌跡。
スローモーションのパートはすごくよかった。ものすごく面白い。言葉で書くと、とても単純なことになるけど、二人が手を大きく広げて離れては、また抱き合う、というのを、スローモーションで行うというもの。映像でも、スローモーションの水の飛沫とか顔の変化ってすっごい面白かったりするけど、それをやっていた。これは、一人ではなかなか難しいような、動きも、両側に重心をおいて手をつないでることによって、よりダイナミックな動きができてるように思った。それに続いて、早送りもやってみせていた。ちょっとスローよりはちょっと面白みに欠けてはいたけど。
その後は、舞台にオレンジの紙ふぶきを床から舞い上げ、衣装替。
スローが面白かったから、かなり期待はしたものの、それ以降は、何も言うことがない。
正直言って、これまで、ここの劇場で20を超えるダンスや演劇を観てるけど、一番観てらんなくなった時間が長いかもしれない。これまでにも、もちろんいくつか観てらんなくなるものもあったけど。
まず、衣装替えの後、ダンサーの一人が明らかに疲れていて、ほとんど動けていなかった。息があがって、だらだら。それは顔にも表れていて、きつい!っていう表情を露わにしてたのは、観客に対してなってない!走ってるところが多くて、ほかのダンサーたちも疲れがでてきてるのがわかったし、無理なことを無理やりにもやっててて、目を覆ってしまった。
あと、飛び上がって二人がぶつかり合ったり、走り回って急に座り込む、っていうのを五組がいっぺんにするから、着地地点が偶然によるとろころが多く、点でバラバラに見えてごちゃごちゃしてしまってるのは、問題だと思った。
Twin paradox from
Karim Zeriahen on
Vimeo.
自分が、アンヌの、先の先までダンサーたちの重なりを計算された動きが好きなせいか、こういったのになかなか免疫がなかったからなのか、今回のは、星2個。スローモーションのとこらはすごよかったから。