去年の山海塾に続き、二年ぶりのパリ公演の、
大駱駝艦を観に行くことができました!!
日本の舞台芸能としては、能、歌舞伎、そして、舞踏が知られていて、
パリでも、舞踏 Butoは、大人気です!
パリ日本文化会館で、二週間連続、2つの作品が上演され両方行ってきました。
日本人のお客さんが多いのかなと思って行たのですが、
大駱駝艦ファンのフランス人、たーくさんいました!!
日本人の女性とフランス人男性で一緒に来ている人たちも目立ちました。
女性のButoファン、意外に多いんですね。
最初の週は、『オママゴト』
フランス語の題も、そのまま、『omamagoto』
現実と夢の世界の行き来をする魚たち二人が水先案内人として、
男の人を異空間へ誘って、引き込んで。
でも、今ここにいると思っている現実も、実はおままごとみたいなことしかしてないって
考えだしたら、もう分かんなくなってぐるぐるしてしまう。
私もよく、今、自分は何してるんだろうって、ふと、今いる世界のことを
疑ってしまうこともあるので、これ観てから、もっと地に足が着かない感じになりました。
次の週は、麿さん登場の、『灰の人』
先の震災を予言したかのように呼応してる作品。
これまで、舞踏といえば白塗り、の印象が強かったのですが、
衣装がすごく面白かったです。
灰=灰色、グレーのグラデーションから、
真っ白の、雲のようなふわふわして消えてしまいそうになって、
最後には、くたくたの真っ赤の体に合ってない大きなコート。
かっこよかったです。
最後のフィナーレでは、立ち上がって拍手する人が後を絶たず、
大盛況でした!!
そしていつもより多く、再登場してくれました!!
能や歌舞伎は、伝統芸能で、伝えることが主な役割になっているけど、
舞踏 Butoはまだ歴史が数十年。
日本で生まれた舞踏がこれからもまだ創造され続け、世界に発信して、
日本をもっともっと盛り上げてくれるのを期待してます。