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jeudi 20 février 2014
Tomboy
さっきarteでやっていた、映画『トムボーイ』が最高によかっ た!全然内容知らないで観たのがまたよかったんだと思う。小さい 頃は弟と双子みたいに男の子に間違えらることが多かったのを思い 出した。小学5年生のときに塾に入ったとき、ほとんどの生徒から 男の子だと思われて、ある男の子にはいい友達になれそうって言わ れて、顔がとても嬉しそうだったのを見て、すごく申し訳ないと思 いつつも言い出せず。結局数日後に何気なく先生が授業中に話して 、みんなすっごい驚いたのが懐かしい。ずっとスカート履くのもい やがってたなぁ。この頃って、性差関係なくこうあるべきっていう ものに抵抗あったし、自分以外のものが全部よく見えてうらやまし いとひがんでばかりだったと思う。中学生になって制服に押し込ま れたことで、妥協し失ったものがある気がしないでもない。20年 前のことが次々思い出されてくる、ちょっと恥ずかしくなるような 、せつなくなる作品。
mardi 18 février 2014
vendredi 14 février 2014
Hijikata et le Butô 土方と舞踏
フランスのナショナルダンスセンターが保存している、土方巽の代表作が、当時撮影された貴重な映像で見れるってことだったので、日本映画好きの友だちを誘って行ってきました。
これまでは土方が実際に動いている映像は、「疱瘡譚」の一部しか観たことがなく、土方巽という人物が美化され伝説になりすぎて、本当に存在していたのだろうか?とずっと疑問に思ってしまってた。
今回、大野一雄、慶人を始めとして、笠井叡や和栗由起夫、田中泯といった、この目でしっかりと認識したことのある人たちと一緒に映っていた映像を見たことで、土方はいたんだ!ってリアルに感じれた。つながりがある、や、師事、とだけ文字で分かっていたつもりだけど、本当に一緒に活動していたんだって分かる記録の映像、それだけでとても感動してしまった。
映像の最初と最後に、この前の大駱駝艦の公演のアフタートークにも出演してた、舞踏に詳しい批評家Jean -Marc Adolpheの話もあった。彼は、雑誌「Mouvement 」の編集者で、舞踏をフランスに紹介した人。アスベスト館で土方たちに会って、映像をフランスで紹介してほしいと頼まれた話もしてくれた。質疑応答では、このおぞましい映像にくらいつくフランス人の観客たち同士が言い合ったり、時間もおして部屋の外でも質問が殺到するほどだし、空いてるだろうと思ってた席もほぼ満席だった。舞踏に興味持つフランス人がこんなにいることに、すごく驚かされた。。山海塾はヨーロッパでもよく知られてるしパリ市立劇場で定期的に公演もあったり、すごく人気だけど一切出てこないで、今回の映像では、土方巽→大野一雄、慶人→最後は麿赤児の大駱駝艦の最近の作品でパリ公演もあった「灰の人」「シンフォニーM」が続き、時代が20年以上飛んで映像がきれいになった以外は違和感なく見れた。確かに山海塾はもと大駱駝艦にいて、麿赤兒についていたけど、この流れとは別次元に進んでる。私の初心者感覚からいくと、土方は地獄、死の感じがするのに対して、山海塾は天国、仏のイメージがする。その違いもすごく面白い。「肉体の叛乱」に登場してきた、3人の女性舞踏家たちが、大駱駝艦なんじゃないかと思ってしまったほどに、大駱駝艦は、土方をそのまんま受け継いでた。麿さんが出てない、若い舞踏家たちの大駱駝艦の公演はまた違ってたりするけど。
慶應のアートセンターは、土方アーカイブをたくさん所蔵していて、学生の頃展示観たりしてた。三田で受けた、演劇の講義をしていた教授が、舞踏にもすごく熱心な人で、大野一雄の100歳をお祝いするガラ公演を観に行ったときも、最後のレセプションで偶然会って舞踏についていろいろ語ったのを思い出して懐かしかった。今何してるんだろう。
今回の映画に出てきた映像をまとめておこうと思う。
「あんま」監督 飯村隆彦 1963年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡
ハイレッドセンターの赤瀬川源平も参加してる。
「バラ色のダンスーA LA MAISON DE M. CIVECAWA」監督 飯村隆彦 1965年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡、石井満隆
土方と大野一雄の男色の踊り。三島由紀夫からの「禁色」だったけど、これは澁澤龍彦へのオマージュ。
講演で話てくれたけど、「禁色」を発表したのが、モダンダンスのコンクールにおいてだったっていうから、やることがすごすぎて。
「肉体の叛乱」監督 中村宏 1968年
出演 土方巽
とにかく衝撃すぎた。土方巽という舞踏の神(最後はキリストの磔のようだった)が本当に降臨したかのようだった。土方の恐ろしさを垣間みた。
御神輿のようにして担がれて登場し、舞台では裾の長いロングドレスを纏い、振り袖ははだけ、美しさと醜悪との境界をなくした舞い。言葉じゃうまく言えないけど、この人は本当に何者なんだろうと、不気味な魅力を放ち、こういうのをカリスマ性っていうんじゃないかと思った。
「疱瘡譚」監督 大内田圭弥 1972年
出演 土方巽
「死海」監督 Bertand THEUBET 1985年
出演 大野慶人
舞台のポスターじゃないけど、大野慶人が若い頃かっこいい。
「O氏の肖像」監督 長野千秋 1969年
出演 大野一雄
「ラ・アルヘンチーナ頌」
「灰の人」大駱駝艦
「シンフォニーM」大駱駝艦
http://www.cinematheque.fr/fr/dans-salles/rendez-vous-reguliers/fiche-manifestation/hijikata-buto,16331.html
これまでは土方が実際に動いている映像は、「疱瘡譚」の一部しか観たことがなく、土方巽という人物が美化され伝説になりすぎて、本当に存在していたのだろうか?とずっと疑問に思ってしまってた。
今回、大野一雄、慶人を始めとして、笠井叡や和栗由起夫、田中泯といった、この目でしっかりと認識したことのある人たちと一緒に映っていた映像を見たことで、土方はいたんだ!ってリアルに感じれた。つながりがある、や、師事、とだけ文字で分かっていたつもりだけど、本当に一緒に活動していたんだって分かる記録の映像、それだけでとても感動してしまった。
映像の最初と最後に、この前の大駱駝艦の公演のアフタートークにも出演してた、舞踏に詳しい批評家Jean -Marc Adolpheの話もあった。彼は、雑誌「Mouvement 」の編集者で、舞踏をフランスに紹介した人。アスベスト館で土方たちに会って、映像をフランスで紹介してほしいと頼まれた話もしてくれた。質疑応答では、このおぞましい映像にくらいつくフランス人の観客たち同士が言い合ったり、時間もおして部屋の外でも質問が殺到するほどだし、空いてるだろうと思ってた席もほぼ満席だった。舞踏に興味持つフランス人がこんなにいることに、すごく驚かされた。。山海塾はヨーロッパでもよく知られてるしパリ市立劇場で定期的に公演もあったり、すごく人気だけど一切出てこないで、今回の映像では、土方巽→大野一雄、慶人→最後は麿赤児の大駱駝艦の最近の作品でパリ公演もあった「灰の人」「シンフォニーM」が続き、時代が20年以上飛んで映像がきれいになった以外は違和感なく見れた。確かに山海塾はもと大駱駝艦にいて、麿赤兒についていたけど、この流れとは別次元に進んでる。私の初心者感覚からいくと、土方は地獄、死の感じがするのに対して、山海塾は天国、仏のイメージがする。その違いもすごく面白い。「肉体の叛乱」に登場してきた、3人の女性舞踏家たちが、大駱駝艦なんじゃないかと思ってしまったほどに、大駱駝艦は、土方をそのまんま受け継いでた。麿さんが出てない、若い舞踏家たちの大駱駝艦の公演はまた違ってたりするけど。
慶應のアートセンターは、土方アーカイブをたくさん所蔵していて、学生の頃展示観たりしてた。三田で受けた、演劇の講義をしていた教授が、舞踏にもすごく熱心な人で、大野一雄の100歳をお祝いするガラ公演を観に行ったときも、最後のレセプションで偶然会って舞踏についていろいろ語ったのを思い出して懐かしかった。今何してるんだろう。
今回の映画に出てきた映像をまとめておこうと思う。
「あんま」監督 飯村隆彦 1963年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡
ハイレッドセンターの赤瀬川源平も参加してる。
「バラ色のダンスーA LA MAISON DE M. CIVECAWA」監督 飯村隆彦 1965年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡、石井満隆
土方と大野一雄の男色の踊り。三島由紀夫からの「禁色」だったけど、これは澁澤龍彦へのオマージュ。
講演で話てくれたけど、「禁色」を発表したのが、モダンダンスのコンクールにおいてだったっていうから、やることがすごすぎて。
link |
ポスターは、横尾忠則作。すでに天井桟敷
加納光於による、砂糖菓子の案内状
「肉体の叛乱」監督 中村宏 1968年
出演 土方巽
とにかく衝撃すぎた。土方巽という舞踏の神(最後はキリストの磔のようだった)が本当に降臨したかのようだった。土方の恐ろしさを垣間みた。
御神輿のようにして担がれて登場し、舞台では裾の長いロングドレスを纏い、振り袖ははだけ、美しさと醜悪との境界をなくした舞い。言葉じゃうまく言えないけど、この人は本当に何者なんだろうと、不気味な魅力を放ち、こういうのをカリスマ性っていうんじゃないかと思った。
細江英公の写真と、横尾忠則のデザインのポスター
写真集「鎌鼬」は、このポスターのためだったのかぁ。
写真集「鎌鼬」は、このポスターのためだったのかぁ。
「疱瘡譚」監督 大内田圭弥 1972年
出演 土方巽
「死海」監督 Bertand THEUBET 1985年
出演 大野慶人
舞台のポスターじゃないけど、大野慶人が若い頃かっこいい。
「O氏の肖像」監督 長野千秋 1969年
出演 大野一雄
「ラ・アルヘンチーナ頌」
「灰の人」大駱駝艦
「シンフォニーM」大駱駝艦
http://www.cinematheque.fr/fr/dans-salles/rendez-vous-reguliers/fiche-manifestation/hijikata-buto,16331.html
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