mercredi 21 mai 2014

Asobi (jeux d’adulte) / les ballets C de la B , Kaori Ito @ Théâtre National de Chaillot








mardi 13 mai 2014

DAH-DAH-SKO-DAH-DAH / Saburo Teshigawara, Karas, @ Théâtre National de Chaillot

http://www.st-karas.com/works_jp/dah-dah-sko-dah-dah/

勅使河原三郎振付け作品は、パリオペラ座で観たことがあったけど、Karasは初めて。この『DAH-DAH-SKO-DAH-DAH』は、宮沢賢治の詩『原体剣舞連』からインスパイアされて生み出された作品で、初演は1991年。「だだすこだだ」というのは、和太鼓の音を表現したオノマトペ。

去年からヨーロッパツアーが組まれ、パリのシャイヨー宮にやってきた。






vendredi 4 avril 2014

タイムトラベラー

週末に知らないうちに時間が1時間早まっていた。もう10回を超すけど、この時間の移動にはまだ納得がいかない。最近になってようやく、朝日が眩しくなってから気持ちよく起きれる季節になってきたなぁと思ってたのに、今週は目覚ましで起こされた外はまだ薄暗く眠すぎる。
週末働くことに対しては声を上げて抗議していつまでもぶつくさ言っている人たちが、先週より1時間早く来ないといけないのに、何ごともなかったかのような顔して出勤してるのには少しいらっとする。日本人の感覚では日々の時間を操作されるなんて想像もつかなかったことを、この人たちはすんなり受け入れてる。先週までは、お昼すぎてちょっとしたくらいに眠くなってたけど、ここ数日は午後4時くらいにうとうとしてしまうのは、絶対にサマータイムのせい。
アナログ時計をもっていないせいか、パソコンも携帯も自動的に時間が進んでいるからそれを信じてしまってるけど、体の感覚では変だと言っている。
ふと、『田園に死す』の少年が、「みんなが時計を持っていたらけんかになるでしょ。誰のを信用していいか分からないもん、」みたいなことを言っていたのを思い出した。

一人でちょっと機嫌わるく眠たくしてるところで、いつもは会社の不満をぐちぐち言うことが半分と映画の話かくだらない笑い話ばかりしてるアトリエのみんなが昨日の帰り際に盛り上がった話は、先日の統一選挙で大敗して内閣が総辞職したあとの新内閣のこと。ボスが大臣の名前を一人ずつ挙げていって、それに対して、誰は居座った、誰が大出世だ、とかって言い合ってるのが聞こえてくるのが面白かった。みんな選挙行ったかどうかは分からないけど、とても関心があるようで詳しい。自分は関係あるようなないような中途半端な立ち位置だから、面白半分で首突っ込んで、いつも少し離れてこの状況を俯瞰してるくらいがちょうどいい。そうすると、理不尽なことでも気にならない。
パリは初の女性市長。フランス来ていくつか会社まわったけど、部署のトップが女性じゃなかったことがない。












samedi 15 mars 2014

小太りなアラブなおっちゃんと、中学生みたいな格好のおにいちゃん

今日は朝からネットを光ファイバーに変更する工事に、髪のない小太りなアラブなおっちゃんと、中学生みたいな格好のおにいちゃんがやってきて、どうせいつものように、めんどくさそうにするんだろうなっていろいろ諦めてたら、すごく丁寧な仕事ぶりで驚いた。特に、その若い方のおにいさんは、ずっと笑顔で親切で、ゴミを片付け、掃除機までかけてくれ、パソコンでつながるまで待っててくれるなんて!そのおにいさんがトイレを借りにきたとき、手を洗うだけだと思っていたからドアを開けっ放しにして入り口に立ってたら、もじもじしてすまなそうな目をしてゆっくり振り返ったから、やっと気づいて慌ててドア閉めたけど、むしろ気遣いが足りなかったのは自分だったのを反省。トイレでの音を気にしてたり、見た目に反してとても女性らしい振る舞いにギャップを感じて、身なりで人を判断してはいけないと、また思い知らされた。
彼らが来る直前に戸棚の扉が落っこちてきて、額にたんこぶつくって血を流しながら泣きそうになっていたところだったから、この期待していなかったこれまでにない異常な素晴らしい対応に、心が救われたことを記しておこうと思う。この週末は、光化学スモッグで大気汚染が深刻みたいだからあまり外に出かけられないけど、それでも気分がいい。
フランス来てからは、誰かがなんとかしてくれるだろう、助けてくれるだろう、聞けば教えてくれるだろうっていう期待をあまりしないようになってきたけど、思わぬところで、とてもちっちゃなことだけど、期待していない分いいことがあった。ちょっと関係はないけど、これからもできるだけ自分から何でも動いていくってのは間違ってない気がしてる。

mercredi 5 mars 2014

CLOSER / Benjamin Millepied + L. A. Dance Project @ Théâtre de Châtelet

音楽:フィリップ・グラス

そもそも、このL. A. Dance Project っていうのは何かっていうと、ダンサーで振付家の、Benjamin Millepiedが2012年に立ち上げたダンスカンパニー。そういえばBenjaminは、今年からパリオペラ座のディレクターになる予定なはず。
8人のダンサーしかいない小さなカンパニーで、いろいろなアーティストたちとのコラボレーションで、既存のダンスの枠を超えた新しいものを生み出そうっていう試みらしい。コラボレーションの相手は、ダンスに限らずに、デザイナーだったり、ミュージシャンだったり、アーティストだったり、様々。この公演はL. A. Dance Project2っていうことで、去年も同じ劇場で最初の公演もあったよう。観たかったなぁ。フォーサイス、カニングハムのプログラムもあったみたい。

今回のは、前出の、エマニュエル・ガット、梅田宏明、とっても若い20代のジャスティン・ペック、そしてバンジャマンのこれ。

音楽は、かのフィリップ・グラス。そして、ダンサー二人は招待されたクラシックバレエダンサー。舞台装置もなく、衣装もシンプルな真っ白なドレスとTシャツ。照明だけで演出し、二人だけの踊り。それだけでも、十分に見応えあるし、ダンスって人の体だけの表現なのにこれだけ人を魅了してしまう究極の芸術だと思わせてくれる。オペラ座でやるようなクラシックバレエの公演を観に行きたいとぜんぜん思えないのは、あの過度な豪華さの古くさい衣装と舞台にあるんじゃないかと思う。シンプルに踊りだけ見せてくれたらもしかしたらとっても素敵なものになるかもしれない、なんて思ってしまった。観てもいない、食わず嫌いなだけだから何も言えないけど。



PERIPHERAL STREAM - CREATION MONDIALE / Hiroaki Umeda + L. A. Dance Project @ Théâtre de Châtelet

実はこの公演で初めて知った、梅田宏明の振付け、舞台演出作品。あいちトリエンナーレでも招聘されたようだけど、ぜんぜんこれまで観たことがなかった、大発見。

舞台野背景も床も真っ白になっていたところに、黒いパンツとTシャツの忍者みたいな格好で登場してきた。スローモーションのような、にょろにょろした動きで、ぎこちないというか、機械のよう。

そこに、ノイズの音とビリビリした縞の映像が流れ、ダンサーたちを取り囲んでいき、次第にダンサーたちはその背景の白黒の縞にノイズとして取り込まれてしまっていく。
映像が立体的で、そこだけ異次元の世界になったみたいで、ブラックホールのように吸い込まれそうでドキドキする。



彼らは、その舞台上ですでにダンサーではなく、映像の一部として取り込まれ、ノイズとしての役割を与えられ、映像の立体的なぐわんぐわんとした動きと、彼らの波のゆらゆらのような動きが、モアレのように波長が合うところがすごくいい。


映像がまるで生き物のように動き、人間がまるで無生物のように振る舞い、その交叉し組み替えられてできた舞台がこれまで観たことないような、面白い空間を作り上げていた。




MORGAN'S LAST CHUG / Emanuel Gat + L. A. Dance Project @ Théâtre de Châtelet

五人のダンサーで、カラフルな上下カジュアルな服装。

音楽がない中で、足をトントンってたたく音と、とても静かな足のすり音。
一瞬暗くなったところで、ピアノの音が入ってきて、薄暗くなる。
影がついてくるように、二人が続いてきて。
おばあちゃんが物語を語ってる。
また暗くなり、陰がでてくる。
深ーい森の中に水辺が見える、草の生い茂る、幽霊がでそうなところ。

動き自体は、同じものの組み合わせで、重なりや、場所でバリエーション。

いつもだけど、あんまり面白くないんだよなぁ。この人。










jeudi 20 février 2014

Tomboy

さっきarteでやっていた、映画『トムボーイ』が最高によかった!全然内容知らないで観たのがまたよかったんだと思う。小さい頃は弟と双子みたいに男の子に間違えらることが多かったのを思い出した。小学5年生のときに塾に入ったとき、ほとんどの生徒から男の子だと思われて、ある男の子にはいい友達になれそうって言われて、顔がとても嬉しそうだったのを見て、すごく申し訳ないと思いつつも言い出せず。結局数日後に何気なく先生が授業中に話して、みんなすっごい驚いたのが懐かしい。ずっとスカート履くのもいやがってたなぁ。この頃って、性差関係なくこうあるべきっていうものに抵抗あったし、自分以外のものが全部よく見えてうらやましいとひがんでばかりだったと思う。中学生になって制服に押し込まれたことで、妥協し失ったものがある気がしないでもない。20年前のことが次々思い出されてくる、ちょっと恥ずかしくなるような、せつなくなる作品。















vendredi 14 février 2014

Hijikata et le Butô 土方と舞踏

フランスのナショナルダンスセンターが保存している、土方巽の代表作が、当時撮影された貴重な映像で見れるってことだったので、日本映画好きの友だちを誘って行ってきました。

これまでは土方が実際に動いている映像は、「疱瘡譚」の一部しか観たことがなく、土方巽という人物が美化され伝説になりすぎて、本当に存在していたのだろうか?とずっと疑問に思ってしまってた。

今回、大野一雄、慶人を始めとして、笠井叡や和栗由起夫、田中泯といった、この目でしっかりと認識したことのある人たちと一緒に映っていた映像を見たことで、土方はいたんだ!ってリアルに感じれた。つながりがある、や、師事、とだけ文字で分かっていたつもりだけど、本当に一緒に活動していたんだって分かる記録の映像、それだけでとても感動してしまった。


映像の最初と最後に、この前の大駱駝艦の公演のアフタートークにも出演してた、舞踏に詳しい批評家Jean -Marc Adolpheの話もあった。彼は、雑誌「Mouvement 」の編集者で、舞踏をフランスに紹介した人。アスベスト館で土方たちに会って、映像をフランスで紹介してほしいと頼まれた話もしてくれた。質疑応答では、このおぞましい映像にくらいつくフランス人の観客たち同士が言い合ったり、時間もおして部屋の外でも質問が殺到するほどだし、空いてるだろうと思ってた席もほぼ満席だった。舞踏に興味持つフランス人がこんなにいることに、すごく驚かされた。。山海塾はヨーロッパでもよく知られてるしパリ市立劇場で定期的に公演もあったり、すごく人気だけど一切出てこないで、今回の映像では、土方巽→大野一雄、慶人→最後は麿赤児の大駱駝艦の最近の作品でパリ公演もあった「灰の人」「シンフォニーM」が続き、時代が20年以上飛んで映像がきれいになった以外は違和感なく見れた。確かに山海塾はもと大駱駝艦にいて、麿赤兒についていたけど、この流れとは別次元に進んでる。私の初心者感覚からいくと、土方は地獄、死の感じがするのに対して、山海塾は天国、仏のイメージがする。その違いもすごく面白い。「肉体の叛乱」に登場してきた、3人の女性舞踏家たちが、大駱駝艦なんじゃないかと思ってしまったほどに、大駱駝艦は、土方をそのまんま受け継いでた。麿さんが出てない、若い舞踏家たちの大駱駝艦の公演はまた違ってたりするけど。

慶應のアートセンターは、土方アーカイブをたくさん所蔵していて、学生の頃展示観たりしてた。三田で受けた、演劇の講義をしていた教授が、舞踏にもすごく熱心な人で、大野一雄の100歳をお祝いするガラ公演を観に行ったときも、最後のレセプションで偶然会って舞踏についていろいろ語ったのを思い出して懐かしかった。今何してるんだろう。

今回の映画に出てきた映像をまとめておこうと思う。

「あんま」監督 飯村隆彦 1963年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡
ハイレッドセンターの赤瀬川源平も参加してる。

「バラ色のダンスーA LA MAISON DE M. CIVECAWA」監督 飯村隆彦 1965年
出演 土方巽、大野一雄、大野慶人、笠井叡、石井満隆

土方と大野一雄の男色の踊り。三島由紀夫からの「禁色」だったけど、これは澁澤龍彦へのオマージュ。

講演で話てくれたけど、「禁色」を発表したのが、モダンダンスのコンクールにおいてだったっていうから、やることがすごすぎて。

link











 ポスターは、横尾忠則作。すでに天井桟敷

加納光於による、砂糖菓子の案内状  



「肉体の叛乱」監督 中村宏 1968年
出演 土方巽

とにかく衝撃すぎた。土方巽という舞踏の神(最後はキリストの磔のようだった)が本当に降臨したかのようだった。土方の恐ろしさを垣間みた。
御神輿のようにして担がれて登場し、舞台では裾の長いロングドレスを纏い、振り袖ははだけ、美しさと醜悪との境界をなくした舞い。言葉じゃうまく言えないけど、この人は本当に何者なんだろうと、不気味な魅力を放ち、こういうのをカリスマ性っていうんじゃないかと思った。

細江英公の写真と、横尾忠則のデザインのポスター
写真集「鎌鼬」は、このポスターのためだったのかぁ。

「疱瘡譚」監督 大内田圭弥 1972年
出演 土方巽



「死海」監督 Bertand THEUBET 1985年
出演 大野慶人


舞台のポスターじゃないけど、大野慶人が若い頃かっこいい。


「O氏の肖像」監督 長野千秋 1969年
出演 大野一雄

「ラ・アルヘンチーナ頌」



「灰の人」大駱駝艦

「シンフォニーM」大駱駝艦












http://www.cinematheque.fr/fr/dans-salles/rendez-vous-reguliers/fiche-manifestation/hijikata-buto,16331.html

mardi 28 janvier 2014

tauberbach / les ballets C de la B par Alain Platel


以前、Sidi Larbi Cherkaouiを調べているときに、彼が以前所属していたダンスカンパニー、les ballets C de la Bのことを知って、いつか見たいと思っていた公演がついにパリに来ることになったから早速観に行ってみた!!

les ballets C de la Bは、Alain Platelというベルギー人ダンサーが1984年に立ち上げたカンパニー。その名も、Les ballets Contemporains de la Belgique 。CとかBってなんだろうって思ってたから納得。1995年に行われたAlain Platelが主催したコンクールで最優秀賞を受賞したのが、Sidi Larbi Cherkaoui。そして、les ballets C de la Bに参加し、ダンサーのみならず、振り付けも担当して、様々な賞を獲得して名を広めていったよう。


そして今回観たのは、「tauberbach」。“tauber bach”というのは、聾唖者の歌うバッハという意味でArtur Zmijewskiの作品からきている。


公演中、何度かこの歌声が聞こえてきて、最初はなんなんだろうってよく分からなかった。歌なのか、単なる雑音なのか、人工的に作り出せない生温く後にひくねばりっこさ。次第にその心地よさに酔ってくる。

アランは、身体障害のある子どもたちの学校の先生をしていた経験がある。以前も、聴覚障害のある人にダンスを教え、音楽との関係性を探った作品も発表していて話題になっていた。



それに加えてこの作品は、Martos Prado監督のドキュメンタリー映画『Estamira』からインスパイアされている。リオ・デ・ジャネイロ近郊にある、ゴミ捨て場でゴミを拾いながら生活している女性を追ったドキュメンタリーで、その言動には精神分裂を窺わせるけど、彼女が持っている哲学的な考えにはっとさせられ、社会の裏に潜む影を見る。


 

舞台は、このゴミ捨て場が表現されてる。どこから集めてきたのか、大量の古着で舞台は覆われて、そこにダンサーたちが子どものようにかくれんぼしていた。Estamiraを演じる、女優さんは、社会を世の中を罵倒し続け、それでも生きたいと声を枯らして醜態をさらす。
そんな彼女を、狂ったように踊り続ける周りのダンサーたちは、始め眺めて好き勝手しているけど、だんだんと近づき彼女にちょっかいをかけ、仲間に受け入れていく。