mardi 28 janvier 2014

tauberbach / les ballets C de la B par Alain Platel


以前、Sidi Larbi Cherkaouiを調べているときに、彼が以前所属していたダンスカンパニー、les ballets C de la Bのことを知って、いつか見たいと思っていた公演がついにパリに来ることになったから早速観に行ってみた!!

les ballets C de la Bは、Alain Platelというベルギー人ダンサーが1984年に立ち上げたカンパニー。その名も、Les ballets Contemporains de la Belgique 。CとかBってなんだろうって思ってたから納得。1995年に行われたAlain Platelが主催したコンクールで最優秀賞を受賞したのが、Sidi Larbi Cherkaoui。そして、les ballets C de la Bに参加し、ダンサーのみならず、振り付けも担当して、様々な賞を獲得して名を広めていったよう。


そして今回観たのは、「tauberbach」。“tauber bach”というのは、聾唖者の歌うバッハという意味でArtur Zmijewskiの作品からきている。


公演中、何度かこの歌声が聞こえてきて、最初はなんなんだろうってよく分からなかった。歌なのか、単なる雑音なのか、人工的に作り出せない生温く後にひくねばりっこさ。次第にその心地よさに酔ってくる。

アランは、身体障害のある子どもたちの学校の先生をしていた経験がある。以前も、聴覚障害のある人にダンスを教え、音楽との関係性を探った作品も発表していて話題になっていた。



それに加えてこの作品は、Martos Prado監督のドキュメンタリー映画『Estamira』からインスパイアされている。リオ・デ・ジャネイロ近郊にある、ゴミ捨て場でゴミを拾いながら生活している女性を追ったドキュメンタリーで、その言動には精神分裂を窺わせるけど、彼女が持っている哲学的な考えにはっとさせられ、社会の裏に潜む影を見る。


 

舞台は、このゴミ捨て場が表現されてる。どこから集めてきたのか、大量の古着で舞台は覆われて、そこにダンサーたちが子どものようにかくれんぼしていた。Estamiraを演じる、女優さんは、社会を世の中を罵倒し続け、それでも生きたいと声を枯らして醜態をさらす。
そんな彼女を、狂ったように踊り続ける周りのダンサーたちは、始め眺めて好き勝手しているけど、だんだんと近づき彼女にちょっかいをかけ、仲間に受け入れていく。








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